・本物のしょうゆ
本物の醤油である「丸大豆しょうゆ」の原料は「大豆、小麦、塩」のみで、製造には1年以上かかるそうです。
自宅に本物の醤油がありましたので(妻よ、ありがとう!)、ラベルを写真に撮りました。
(↑本物の醤油である、丸大豆しょうゆのラベル)
・ニセモノのしょうゆ
しょうゆ風調味料は、もっと早くコストをかけないで作るために開発されたもので、製造には1ヶ月もかからないそうです。
まず大豆には、油を絞った絞りかすである「脱脂加工大豆」から「アミノ酸液」を作ってそこに、うまみを出すために「グルタミン酸ナトリウム」を入れ、甘みをつけるために「甘味料」を、酸味を出すために「酸味料」を、コクなどを出すために「増粘多糖類」を入れ、「カラメル色素」で色を、「本物のしょうゆ」で香りをつけると。
それが例えばこういう風なラベルになるのですね。
(これは、私が以前買ってきた○○○○○○の醤油です。)
(↑ニセモノの醤油である、しょうゆ風調味料のラベル)
→本物のしょうゆを手に入れるには?
ニセモノのしょうゆとおっしゃっている品も、日本農林規格(JAS)の認定したしょうゆ工場で製造され、かつJAS法による成分表示に合格しているので、ラベルに『こいくちしょうゆ(本醸造)』と記載できるんですよ!
『しょうゆ風調味料』の場合は植物由来ではない原材料(魚醤など)を使った場合には『しょうゆ』と表記すると不当景品表示防止法第2条と4条に違反するので、ラベルの名称欄には『しょうゆ風調味料』と書かなくてはいけません。
ブログとはいえ不特定多数の閲覧が予見できる媒体ですから、ニセモノ云々と決め付ける前によく法規や業界規定などを調べましょう!